パンティの半分が完全に切り落とされた。 残りにハサミが入れられようとしていた。 その頃からだった。 されている行為をこらえがたく、恥ずかしく思ってすすり泣くうちに、 通されていた股縄が熱く疼き始めたのだった。 それはとまどいを覚えるような変化だった。 |
男の残忍なハサミがパンティの布地をジョキッと切り裂く音が、 股間の柔らかい部分にまで振動を伝えるくらい敏感になっていた。 その甘美に疼く感触を悩ましいくらいに意識させられると、 爪先立ちになって縄を避けようとするどころか、 淫らで浅ましいことだと思いつつも、 畳へふんばってみずから食い込ませることを望ませるのだった。 こんなにも情けない目にあいながら、 自分の取っている振る舞いがわからなくなってきた。 股間に少しだけ残された布切れ、 それが自分の自尊心であるかのようだった。 |
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