スリップは散々に切り裂かれてあらゆるところが露出し始めていた。 欄間から縦につながれている股間の縄が食い込み続けていたために、 股間の苦しさがいつしか言いようのない痺れに変わってきていた。 自分ではどうにもならずに変化させられていく情けない思いは、 いっぺんに行われれば諦めもつくことだったのかもしれないが、 男は楽しむようになぶるように身体を這いまわるかのようにじわじわと、 ズタズタになった布地を少しずつ少しずつ剥ぎ取っていくのだった。 |
胸のあたりの布地へハサミが入れられた。 もう許してください… すすり泣きながら声にならない声で哀願していた。 |
お楽しみはこれからだよ、奥さん。 奥さんも縛られた経験があると言ったじゃないか。 だったら、こうやって囚われの身になってなぶられることは、 まんざらでもないんじゃないか、その証拠に、 このつんとおったっている乳首は何が欲しいと言いたげなんだろね。 |
ハサミで胸のあたりの布地を切り裂かれながら、 思わず眼をやったそこが相手の言ったとおりになっているのを知って、 恥ずかしさと恐ろしさと情けなさと不安とが入り混じった思いが、 こらえきれないくらいの動揺を生み始めていた。 男のハサミの動きのひとつひとつに応じて、 身体がどうにでも操られてしまうような意気地のなさを感じ始めていた。 |
片方の乳房はすっかりむき出しにされ、 股間へしっかりと食い込んでいる縄もあらわなパンティを引っ張られながら、 次はこの悩ましいところを覆い隠している布の番だと男は言い放った。 だって、そうだろう、奥さんのそこだって、 早く来て欲しいって、よだれをたらしはじめているんじゃないのか。 股間へもぐられされた縄そのものを握られると、 あそこの肉が恥ずかしく盛り上がるほど引き絞られた。 苦しさとにじみでるような甘い疼きがもつれあうように芯からこみ上げてきて、 ただ爪先立ちになって耐えるしかなかった。 |
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