男の手はわき腹の布地を強引に引き裂いた。 いやっ、いやっと悲鳴を上げていた。 カメラのシャッターの切れる音が鳴り続けて撮影を意識させたが、 男のわたしに対する取り扱い方は容赦がなかった。 やめて、やめてと思わず懇願していた。 けれど、男は残忍そうにせせら笑うだけだった。 恐ろしさが込みあがってきた。 |
おなかのあたりへハサミが入れられると、 顔を精一杯のけぞらせて、やめてくださいと拒絶を示したが、 飛び出したふたつの乳首はもっとしてくださいと言わんばかりに、 淫らに立っているじゃないか、と男は答えるだけだった。 |
首をのけぞらせたり、身悶えをしたりを繰り返すだけ、 股間へぐいぐいと縄が食い込んでくるのを意識させられ、 苦しくて、されるがままになっていた方がいいのかとも思えた。 |
腹部の布地が破り取られパンティがのぞくと、 股間に通されたその淫らな縄もあらわになった。 |
さらに強引に引きちぎられると、 もう泣き出さんばかりの気持ちになっていた。 我慢なんかしなくたっていいんだよ、奥さん。 可愛らしい声で泣いて、隷属する身を思い知るんだな。 男の行為が撮影のための演技のようにはもう思えなかった。 繰り返される腹部へのハサミが布を切り裂く音に、 きれいにセットされた髪が覆う顔はすすり泣きを始めていた。 |
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