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場所は漆喰の崩れかけたあばら家である。 赤い湯文字ひとつの裸姿の妊婦が手ぬぐいで猿轡をされ、 後ろ手に荒縄で縛り上げられて、天井の梁から逆さ吊りにされている。 そばには皺だらけの老婆が半裸姿で座り込み、包丁を研ぎながら女の顔をにらみつけている。 臨月に近い妊婦は、そのふくれあがった腹に荒縄さえかけられて、否応にも妊娠を強調されていた。 とがった乳首のついた豊かで張りのある乳房はみずみずしく、 長々と垂れている髪も黒々として艶やかだった。 むき出しにされた肌の白さは女のみなぎる若々しさをあらわしていたが、 脱がされて衝立にかけられた着物の柄からも、それは見て取ることができた。 逆さ吊りにされた身体には、揃えた裸の足首、湯文字をまとった両膝、ほっそりとした二の腕、 そして、首へと締め上げるような縄が巻きつけられている。口を手ぬぐいで猿轡されているために、 眉を八の字にしかめ薄目を開いている表情が恐怖と苦痛におののいている様子をよく伝えている。 一方の老婆の方はと言えば、骨と皮という老いさらばえた姿を黒ずんだ肌でむき出している。 乳首のしぼんだ乳房が皮だけという醜さでだらしなく垂れ下がり, 禿げ上がった真っ白な頭髪と歯のないくぼんだ口もとがどぎつい目つきや鋭い鷲鼻とあいまって、 老いた険しい形相をあらわにしてる。男のように立て膝をして、 皺だらけの手に持った大きな包丁を砥石で研いでいる格好がまさに鬼婆の執念を感じさせた。 その包丁で逆さ吊りにした妊婦の胎児を料理するのは、いろりからもうもうと立ち上る煙や、 水を張ったたらいなどが置かれていることで想像できることだった。 これが月岡芳年の『奥州安達ケ原ひとつ家の図』という錦絵である。 明治十八年(一八八五年)に発表されたこの絵は、政府により発禁処分となった。 題材は浄瑠璃や歌舞伎に出てくる人喰い鬼婆の話である。 残虐な恐怖感を与えることが目的なのだろうが、 絵から受ける印象は恐怖よりもエロティシズムの方がまさっているという感じである。 その理由としては、おれの見るところ、若い女が妊婦であるということ、 ふたりのコントラストが嫁と姑という家にまつわる伝統的な因縁の関係、 嫁いびりをも連想させることにあるのではないかと感じている…… 「まあ、君の説明はそこまででいい、 おれもその絵を知らないわけじゃない。 だから、何だって言うんだ、その芳年の絵が傑作であろうとなんであろうと、 いまのおれには失業していることの方が大問題なんだよ。 今日もこれから、募集の面接へ行かなきゃならない。 早いところ、用件を言ってくれるとありがたいよ」 北岡昇は少々苛立ちながら、テーブルの向かいに座る冴内谷津雄へ答えていた。 北岡にしてみれば、広々とした喫茶店の化粧室近くの薄暗い片隅へ座らされたことが、 すでに嫌な気分だったのである。 「いやね、君がいろいろと就職で苦労しているようだから、 少しは気休めにでもならないかと思ってね。 実は、その芳年の絵に描かれている鬼婆そっくりの婆さんに今朝出会ったんだよ。 新宿の中央公園で、高々とそびえ立つ都庁の建物を眺めていたときにだ」 失業者はあきれたように首を振って、思わず口をはさんだ。 「暇をもてあそぶ余裕のある奴はすることが違うね。 朝っぱらから都庁見物だって! おれもあやかりたいな」 冴内は眼鏡を直しながら笑い顔を見せた。 「まあ、そう言いなさんなって。 おれだって、小説の筋を思いつかなくて、困っているところなんだ。 それに、おれに暇があるのは、自由業で最初から失業しているようなもんだからじゃないの。 その上、女房に愛想をつかされて逃げられた。 三十七歳になって、自分のパンツをしみじみと洗濯する思いなど、君にはわかるまい…… おっと、悪い、急いでいたんだっけ。 それで、おれがベンチに腰掛けているとその婆さんが近寄ってきたんだ。 年齢は八十歳をゆうに超えていただろう。 会ったときには気がつかなかったが、マンションへ帰って芳年の絵を見直してみて、 本当に絵に描いたように瓜二つだったんだ、気味が悪いくらいにね。 それから、その婆さん、近寄ってきたばかりでなく話しかけてきたんだ。何と言ったと思う? 『三千円出せば、おもしろい見世物を見せてあげるよ。 おまえさん、きっとそういうものがお好きなおひとだ。 その気になったら、今晩九時に東向島駅へ来るといい』 言葉遣いもかくしゃくとして、そう言ったのさ。 どう思う?」 北岡は笑いをこらえながら答えた。 「どう思うと言われたって。 やっぱり、君の顔はスケベそうに見えるということだろう。 どうせ、いかがわしい誘いだな、それは。 それにしても、どこだって? 東向島? 確か、東武線の駅じゃないのか。 だいぶ前に一度営業で降りたことがある、昔、玉ノ井とか言って、遊郭のあった場所だ。 映画にもなった永井荷風の『墨東綺譚』の舞台となった場所だよ、そこは。 何だかわからないが、やり手ばばあみたいな婆さんにしろ、待ち合わせの場所にしろ、 何を見せるんだか知らないが、いまどき三千円で見せるという代物にしろ、 何もかも懐古趣味をおびえているなあ、二十一世紀の話かよ。 おれはいま長く暗い失業者の境遇にいるんだから、 古臭くてカビの生えているようなのは、はっきり言って、好かん。 時代の最先端がいい、ITだよ、IT!」 冴内の方も同感とばかりにうなずいていたが、残念そうでもあった。 「小説のネタを捜していたおれとしては、 めったにお目にかかれないようなチャンスで興味はあるんだが…… ひとりで行くのは、正直言って、怖い。 あの婆さんの顔つきでは、もしかして、絵にあったような包丁でも出してきて、 たたっ殺されたあげく身ぐるみ剥がされたといったって、 誇張とは言えないようなところがあるもんなあ。 しかし、君が行く気がないというのであれば仕方がない」 北岡は背筋を伸ばして立ち上がると、着ていた黒のスーツの襟を正した。 「行かないとは言っていない。 おれも何を見せてくれるのか興味はある。 しかし、今のおれには三千円もきつい。 三千円貸してくれるなら、八時四十五分に東向島で待ち合わせよう。 もう時間だ、行かなければ」 小説家も立ち上がりながら答えていた。 「承知だ。君の協力には本当に感謝する。 おっと、この喫茶店の勘定はおれが持つよ。 君がちゃんとしたサラリーマンでいたころは、ずいぶんとおごってもらったからな。 面接、がんばれよ」 失業者は真顔で言い返した。 「ありがとう。今だって、ちゃんとした営業マンさ。 ただ、少しばかり長く身体を休めているだけだ」 ふたりは喫茶店を出ると、むっとした昼下がりの熱気を感じながら、 渋谷駅前の雑踏のなかを別れた。 北岡は山手線に乗り、募集する会社のある浜松町駅へ向かっていた。 彼には、今日こそはという思いがあった。 大学を卒業以来勤めていた電機メーカーが長引く不況のあおり受けて大手会社に吸収合併された。 岡山にある関連会社への転属を承知すれば居残ることはできたが、 東京生まれの妻はそれを承知しなかった。そこで、十歳になる娘を抱えて失業者の道を選んだ。 だが、史上最多の失業者数を毎月更新している状況では、 希望するような会社の職種に就職はなかなか決まらなかった。 そうこうするうちに失業手当の給付金も終わってしまい、 いよいよ貯金を食いつぶしての持久戦が始まるというところだった。 近頃の北岡は、自分だけが悪運に見舞われているのではないかという妄想に陥っていた。 同じく解雇の道を選んだ同僚はすでにみな収まるところへ収まっていた。 格別の無能力ではないのに、自分だけが取り残された境遇が彼には理解しがたかった。 これまでのあまりに平穏無事だった人生のしっぺ返しとして、 失業者という罰を与えられたのではないかとさえ思わせるのだった。 大学のときに読んだアルベール・カミュの『シーシュポスの神話』という作品が思い浮かんだ。 シーシュポスは神々から刑罰を課せられる。 それは大きな岩を急な丘の頂きまで押し上げることだった。 岩をようやく頂き近くまでもっていくが、今度は岩の自重でもとの場所へ転がり落ちてしまうのだ。 それを最初からまたやり直すという無益で希望のない労働をおこなうことが刑罰だった。 自分の境遇も同じで、頂きへ決してたどりつけない求職という労働を繰り返し行っているだけだった。 そもそも、<きたおかのぼる>などという姓名からして悪運を招いているのかもしれない。 やっとの思いで頂きまで押し上げた岩が転がり落ちていって、 ふたたび岩を押しながら、<来た丘のぼる>である。 ふっ、ふっ、ふっ、ふっ……おもしろいギャグじゃないか。 家族そろっての食卓で、 突然、ひとり押し黙って食べていた夫が引きつった笑い声を上げたときは、 妻も小学生の娘もびっくりして思わず顔を見合わせるのだった。 北岡は彼女たちのその様子に気がつくと、 ギャグどころではないのだと感じてなお孤独になるのだった。 妻は退職の道を勧めた手前、夫の長引く求職活動に不平をもらすようなことはなかった。 だが、二年前に購入したマンションは分譲価格が下がっていた物件だったとは言え、 収入のあてのない生活では負担が重くなってくるのは当然のことだった。 妻も今月からパートの仕事にでるようになった。 深刻な事情を知らない小学四年の娘だけが変わらぬ明るさをふりまいていた。 妻も娘と話しているときが一番楽しそうだった。 そんなふたりがこそこそと内緒話をしているのを見たとき、 北岡の頭の中には、このまま就職が決まらず生活が破綻したら、 妻の実家は余裕があるから、母娘で実家へ帰ってやり直そうと相談しているに違いない、 そんな思いでふくれあがるのだった。 ああ、何ということだ。 そんないじけた思いにさせるのも、ただ失業しているというだけのことじゃないか。 今日の面接で採用になればよい、ただそれですむことじゃないか。 就職決定、まぶしいことだなあ…… 乗っていた山手線の窓ガラスに差し込む太陽はギラギラとした光を投げかけていた。 その照りつける同じ陽射しをむさ苦しいと感じながら、 冴内は宮益坂を表参道へ向けて歩いていた。 そちらの方面に用事があるというのではなかった。 ただ、晩の九時までどのように時間をつぶしたらよいかと考えたとき、 青山通りを赤坂見附あたりまでなら歩いてもよいと思っただけだった。 それでも、時間は余るだろうから、それからあとは…… あとは…… あとで考えればいいことだ。 とにかく、じっとしていることが苦痛だった。 その苦痛に比べれば、 吹きだす汗をハンカチでぬぐいながら、意味もなく歩き続けていることの方がましだった。 じっとしていて最も苦痛なことは、 マンションで独りパソコンの置いてある机へ向かっているときだった。 ディスプレイに映し出される小説の原稿。 両手の指先は頭に浮かぶイメージをキーボードへ叩き続ける。 漢字変換された文脈が画面に浮かび上がる。 だが、それは頭に描いたイメージとはまるで違う意味をあらわしている。 ぼんやりと眺めるだけの力しかない活字の羅列は文脈の関係をまるで結ばせないものにしている。 そして、苦痛が始まる。 新味のないありきたりな設定、登場人物、発端、会話、展開、結末。 小説の歴史が繰り返してきたことをただカラーを変えてコピーしているだけの作品。 何もかもがマンネリズムの真骨頂ということでは意義があるかもしれないが、 それ以外は紙面を活字の汚れで埋めているというだけの代物…… 言語の崩壊。 これまでは、それでよいと思っていた物語。 それがまったく白々しいというだけの物語。 このようなもの、だれも興味をもつわけがない、お粗末な宣伝チラシと同じ。 女房が愛想をつかして出て行ってしまったのも当然だ。 おれは不能になってしまった。 いや、肉体的には立つ。 だが、脳においてはまったく立たない。 インポテンツの妄想が脳にはびこっているのだ。 今朝、あの婆さんが眼の前にあらわれたとき、 おれは婆さんに現実的なものがまったく感じられなかった。 まるで、物語か、絵画からでも飛び出してきたような作りものの婆さんだと感じた。 まるで、おれが芳年の錦絵をヒントに創作した出来損ないの鬼婆だと感じたのだ。 だからおれは、あの婆さんがおれの創作なんかでないことを確かめたいのだ。 おれが作ってきた物語は、そのすべてが現実的だというだけで、現実ではなかった。 おれはいまそのしっぺ返しをくらっているのだ。 言葉を使ってわかったふうなことを書いてみせたって、言葉は言葉以上のものはない。 真実というのは自分のなかに見いだせるものであって、外に存在するものではないのだ。 内にある言葉にこそ、真実は存在する。 どんなに優れた人間の言葉だって、どんなにアホな人間の言葉だって、 内にある言葉として把握できなければ、不能の言葉なのだ。 だから、そんな言葉の羅列を作り上げているおれは不能なのだ。 いま歩いている青山通りの歩道の現実、 途切れることのない車の往来、立ち並ぶ建物、人々。 ここは渋谷区、いや、港区に入ったところだ、 そして、東京、そして、関東、そして、日本、 さらに、アジアであり、地球であり、太陽系であり、銀河系であり、宇宙だ。 そして、その出発点は不能のおれの脳……。 |
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第 二 章 |
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東向島駅の待ち合わせの時間には、北岡の方が先に着いていた。 夏も終わり、まもなく秋へ移り変わろうとしている季節だったが、 その晩は汗がにじんでくるほど蒸し暑かった。 改札口で待っていた北岡もスーツの上着を脱がないではいられないほどだった。 自分の腕時計を見て、駅の構内にある吊り時計を見るが、どちらもぴったり九時五分をさしていた。 安達ケ原の鬼婆に似た年寄りの姿も見なければ、冴内さえ時間どおりに姿をあらわさなかった。 だいたい、駅前にもかかわらず、あたりに人影がなかった。 駅にしても、自動改札のために駅員の姿がなく、駅員室にもうごめく人影が見えなかった。 商店街が駅前にあったが、薄暗い照明がぼんやりとしているだけで、営業しているのかさえわからない。 閑散としたうら寂しさだけが蒸し暑く漂っている感じだった。 北岡は以前に一度営業でこの場所へ来たことの記憶をたぐったが、 あのときはもっと活気のある場所だったような気がするのである。 恐らく、失業中でいる心境が駆りたてる寂寥感からこういうふうに見えるのかもしれないと思うと、 今日の面接がよい結果を期待できるようなものでなかっただけに、暗い気持ちになるばかりだった。 冴内は携帯電話を持たない主義の男だったから、連絡をとることはできなかった。 彼を待つしかなかった。 やがて、電車が駅へ到着する騒音が聞えてきた。 まもなく、階段をバタバタと言わせながら降りてくる足音が聞えてきた。 あわてふためいた冴内だった。 「ごめん、ごめん。 乗る電車を間違えてしまった、こちらの方面はどうも不案内でだめだ。 それで、もう、婆さんはあらわれてしまったのか?」 北岡は疲れた表情で首を横に振った。 「そうかあ、もう九時を十五分も過ぎているというのに。 君が見かけてわからないような風采じゃないんだから…… もしかすると、おれはあのババアにだまされたんじゃないのかな」 「どのババアにだまされたって?」 突然、冴内の背後から、しわがれているがはっきりとした口調の声がした。 ふたりはびっくりして、そこに立つ着物姿の老婆を見やるのだった。 まるで路地の暗闇から音もなく忍びよってきたように、彼らの気がつかない間に立っていたのだ。 「おまえさんが来るのはわかっていたよ。 だから、わしはちゃんと待っていたんじゃないか」 鋭い眼光でふたりを見すえながら鷲鼻をひくつかせている老婆は、 背が曲がっているものの、骨ばった身体つきが妙に機敏そうに見えるのが不思議だった。 「さあ、ついておいで。 見物料のひとり一万円は先にもらっておくからね」 老婆は草履の音をぱたぱた響かせながらせっせと歩き出した。 「あれっ、婆さん…… 今朝は三千円と言ったんじゃないか?」 冴内は思わず立ち止まって、 相手の抜け落ちた白髪頭を見下ろすようにして問いかけた。 「馬鹿をお言いでないよ。 今どき、三千円で何が見せてもらえるかね。 わしらだって、これでオマンマ食っているんだよ。 こんな年寄りにまともな働き口なんてあるかね。 ないね。 でも、食っていかなくちゃならないから、働いているんだ、その当然の対価だね。 それに一万円だって安いくらいだね。 あんな別嬪、ざらにいないよ。 なにせ、いいとこのお嬢さんだったんだからね。 その娘が可愛い声をあげてよがり泣くんだよ。 さあ、ふたりで二万円だね、早くお出し。 いやなら、かえんな」 道は路地へ入って、あたりには人影がまったくなかった。 立ち並んでいる住宅の明かりも乏しかった。 その住宅の造りも古びた木造の板張りのような家ばかりになっていた。 冴内と北岡は顔を見合わせていた。 老婆は薄暗いなかで眼を光らせながらじっと相手の様子をうかがっていた。 「わかった、払うよ。 ああ、北岡、いいよ、おれが誘ったようなもんだ。 ここまで来て、おめおめ帰っても仕方あるまい」 冴内は財布から取り出した札を老婆の皺だらけの手に渡している。 北岡はむずかしい顔をしながらそのやりとりを見つめた。 それから、荒川が流れている方角へ向かって、 三人はひとつになって黙々と歩いていった。 やがて、狭い路地が行き止まりになった場所へたどり着いた。 漂ってくる臭気から化学製品の工場と思われる建物の高いコンクリート塀が道をふさいでいた。 その手前にある、まさに崩れかけたあばら家と言っていい一軒家へ、 老婆は案内したのだった。 玄関の姿をかろうじて保っているガラス戸をきしませながら開けて入ると、 「遠慮なく、おあがり」 と言って、 老婆は土間から畳へ難儀する様子もなくあがっていく。 入ったところの部屋は、四十ワットの裸電球がひとつ吊り下がっているだけだった。 埃だらけということはなかったが、遠慮を感じるほど立派な住まいとは言えなかった。 畳は赤茶けてけばだち、壁はまだらのしみだらけ、天井の羽目板は不気味に黒ずんでいた。 「こっちだよ、入ったらきちっと閉めておくれよ。 金を払わない者にまで聞かせることはないからね」 立て付けの悪いふすまを開いた次の間は八畳ほどの広さの居間だった。 |
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ここから先は、『ひとつ家の惨劇』の舞台をご鑑賞頂きたい。 |
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